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「型・フォーム」の重要性【塾長ブログ】

Asahi整体塾 塾長の三好です。

今回は講座でお伝えしている内容の重要項目である「型・フォーム」についてお話したいと思います。

6つ目の特徴

「型・フォーム」

だいたいどのようなスポーツや武道など、はたまた楽器の演奏などにおいても身体動作の基本となる「型・フォーム」があります。当整体においても同様にあります。

講座では、実際に人を押す前に重ねたタオルや体重計などを使って手の使い方、身体の使い方をまずに初めに学びます。

正しい身体の使い方を最初に覚えておかないと、後々、自分自身の身体を壊してしまう可能性があるからです。

指の形、肘や脇、頭のポジション、全体として前後左右のバランス、股関節、膝、足首など、ざっと上げてもかなり正すポイントがあります。

さらに上級になると、目線や呼吸、タイミングなど…まだ学ぶことが多くあります。

はじめのうちは、いくつもポイントがありすぎて、すぐには出来ないことがほとんどですが、地道に反復練習をし、一つ一つ無意識に落としこんでいくことにより次第に型通りに動けるようになってきます。

関節には、ニュートラルポジション(ゼロポジション)というものが存在します。骨盤で言うと前傾や後傾でもなくその中間の位置、首で前にも後ろ右にも左にも傾かないちょうど「真ん中」の位置ということです。

人体の全ての関節においてこのニュートラルポジション(ゼロポジション)というのがあります。

この位置にあることで、筋肉や腱や靭帯、骨などにも無理な力がかからず、大きな負荷がかかっても故障しづらく、かつ効率よく力を発揮できる状態になります。

つまりは、型・フォームの指導というのは、このツボ押しの際に使う関節の部位をニュートラルポジションに正していくかにあります。

各関節をニュートラルポジションに維持出来るようになってくると、「身体の連動」というものがおきてきます。

部分的な身体の使い方ではなく、より全身を使った動きになってきます。

先のブログでは、ツボ押しは下肢の力を利用したり体幹を使ったりして押すことを述べています。

下肢の踏み込む力により、反作用の力が起こりそれを体幹へ伝って、さらに腕へと力の伝達をしなくてはなりませんが、そういったときに、身体が連動してくる必要があります。

身体の連動がないとすると下肢からの反作用の力もどこかで寸断されて、その力を活用することが出来ないので腕力のみの押し方になりがちです。

つまり、ツボ押しで使う関節が、ニュートラルポジションになっていないところから力が途切れてしまうということになります。

ニュートラルポジションを身体に無意識レベルまで落としこむために「型・フォーム」があるとも言えます。

いちいち毎回押す度に、たくさんある項目を一度に、同時に意識して押すことは出来ないからです。

ニュートラルポジションを身体に浸透させるには、かなりの量の修練が必要です。

それとともに必要なことがあります。

施術者自身が歪みを自覚し、その歪みもとっていくということが必要になります。

例えば、肩関節にしても股関節にしても歪みがあるとニュートラルポジションを作ることがより難しくなってくるからです。理由はそれだけ関節の可動域に制限があるからです。

先にも述べましたように、はじめからすぐに型・フォームを完璧に実行できる人はほとんどいないと思います。ですが、それらをしっかり取り組むことにより、その人自身の歪みがどこにあるのかが、わかってきます。そして時間はかかりますが筋肉の使い方も変わってきて歪みも少しずつ正されてきます。

ここで注意しなくてはならないのは、「型・フォーム」がすぐに再現出来ないからといって自己流に流されてしまわないことが大事です。そうなってしまうと、その人自身の歪みもさらに助長されてしまい、故障にも繋がることが多いからです。

型・フォームを学び、行っていくと不自由さを感じると思いますが、その不自由さを感じることがとても重要です。

脱力することが大事だと言いましたが、この不自由で、ややきつい姿勢を維持し継続することでやがてインナーマッスルを中心とした軸の通った姿勢が出来てきます。下肢や体幹、上肢に渡るまで連動してきます。

それまでが、型・フォームを習得までの修行とも言えます。

ツボを押すことに、なぜそこまでやらなくてはならないのかと思うかもしれませんが、「ツボ」を認識するため、正確にアプローチするためには必要なってくるからです。

脱力して押す、いや押す意識すらないぐらいまでに脱力をする。そのぐらいまで行ってツボは認識出来るようになってきます。

非常に奥の深いツボ押しの世界。探求心が強く技術などこだわりもって究めたい職人肌な方には向いているかもしれません。

今回も難しく長い文になってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございます!