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経絡について(2)

パート1からの続き

 

ツボ=虚

 

ということがおおよそ分かってきて、

『なるほど施術においてはツボにバンバン入れてったほうが非常に効果的だ』

と思うようになり、それからというもの施術ではツボをよく探すようになりました。

 

60分というコースがあるなら、《時間内でどれだけツボ見つられるか?》というような、むしろゲームに近いとすら思っていました。

 

つまり時間内でツボ見つけられなければゲームは負け。

それぐらいまでに、ツボについてはこだわりというか高い価値を見出だしていました。

先輩から勧められた本と自らの施術経験と合わせてツボが良く出やすいところがなんとなく分かって来ました。

 

施術歴三年ぐらいだったと思いますが、狙ってツボを入れる施術に変わり、お客様の反応も俄然変わったのを覚えていますし、指名の数もかなり伸びたのを記憶しています。

 

《経絡》を意識するようになって

ツボ=虚

このあたりまでは、分かっていました。

しかし、この時点でまだ本題である経絡って何なのか?はまだ分かっていません。

勧められた本を穴が空くくらい何度も何度も見返してると、

 

ツボ(虚)というのは、経絡上にある。

ということが文中に書かれていて、なるほど、そうなのか!と思いました。

一般の書籍関係で良く見る経絡図。考えまでもないことだったのですが…。

つまり、ツボに入った時点で何かしらと経絡にアプローチしているということ…。

 

だいぶ、経絡に近づいてきた感じはしてきたものの、それからはっきりこれが経絡か!とわかるまでかなり、長い旅になるわけです…。

 

それからの日々はツボに入る度に『うーむ、これは何系なのかなー?』と考える日々となります。

 

わかったような、わからないような。もしかて肺系?肝系?それとも???

 

施術歴も10年近くになってきて、とにかく人体の部位の中で押した所はないのではないかというくらいに色々な人、色々部位を片っ端から押して見ました。

 

そして、ようやく、というかついに、これが経絡なのか!と分かる日が来ました。

 

とあるお客様で過去に大病を患い、大きな事故も経験されている方なのですが、症状も事細かく聞いていて、あらゆる部位も片っ端から押してもいたので、ツボがよく効く所と症状を照らし合わせるとみるとなにやらラインが見えてきます。

 

『おっ!これは胃系確定だ!』と確信しました。

つまり、そのとき点(ツボ)と点(ツボ)が線が結ばれた感じで経絡の走行が見えたような感じでした(あくまでイメージです)。

 

経絡を理解するには症状と複数のツボを確認する必要があるということです。

それからというもの胃系が虚の経絡とわかったことで施術の内容は大きく変わりました。

 

施術ごとに、お客様の状態が着実に良くなるのをお客様も感じていましたし自分自身も毎回確実に良くなってるのを実感しました。

 

ちなみに東洋医学の診断では証診断と言いますが、胃系が虚と出たらしばらくは変わることはありません。

ですので毎回の施術は当面その経絡のみやっていけばOKということになります。

ということは何の経絡が虚とわかれば、その走行ラインのみツボが出るので手当たり次第に探す必要はなくなります。

 

ツボの出方は経絡の走行上で毎度施術ごとに移動していくのですが、どちらにして探す範囲はグッと絞られてツボを見つけるスピードは俄然早くなります。

 

東洋医学では、【診断即治療】と言います。

実は、虚が作り出しています( 実 → 虚 )

これも説明が必要なのですが、虚をアプローチ、解消することが即ち治療と言っています。

 

針や灸の世界も共通概念です。

 

 

 

ですので、ツボや経絡というのは非常に重要な事柄と言えます。

 

 

パート3に続く